Dear ALYS' students and everyone!!
アリーズ英会話スクールのシャーロックです(^0^)/
みなさんいつもToday's Englishを見ていただき
ありがとうございます☆★☆
リスニングが上手になった人のエピソードのなかには
「洋楽をたくさん聞いた」「洋画を見て伸ばした」
といったものを目にすることがあります。
みなさんも、一度はそんな話を耳にしたことがあるかもしれませんね。
ナチュラルな英語の発音でリスニングの経験をつむことは
聞き取りの力を伸ばすために大きな効果があると私も経験上、実感します。
とはいえ、中高生や大人が洋楽を毎日聞けばリスニング力が上がるかといえば
この理論はかなり乱暴かなと思います。
人間は一定の年齢になると、意味が分からないことや自分に関連性のないことを記憶することが困難になります。
ですので、分からなくて聞きとれなかった内容は、もう一度聞いてもやはり意味はわからないですし
ましてや、記憶して力を伸ばすことは不可能です。
聞きとれない理由のなかには
少なからずその表現自体を知らないであるとか、語彙文法の定着力に足りない点があるのです。
洋楽や洋画で上達したと言っている人は
それらの題材に興味をもち、自ら意味を調べて理解し、
繰り返し聞いたり見たりしながらフレーズを覚え、スピードや発音に慣れて、
力を伸ばしていったのかもしれません。
このやり方の問題の一つは、再現性が高くないことではないでしょうか。
つまり、この方法で力を伸ばせるのは、洋楽文化やその歌手が大好きな
よほど学びに熱量がある人だけだということです。
日本の歌やドラマから日本語を習得するのは
少なくとも私にとってとても困難なことです。
いくらかの単語は覚えられますけどね。
くわえて、みなさんが差し迫って聞きとらなくてはならない英語は
たいてい洋楽の歌詞や映画のフレーズとは一致しないものです。
学生ならテストのリスニング、ビジネスパーソンなら仕事に関係する表現、
留学生なら学校や日常生活の課題解決が優先されます。
洋楽から英語を学ぶことが楽しいなら、もちろん続けていいでしょう。
ただ、語学習得をサポートする立場の人間としては
実践的な学習量が足りていない初級から中級の日本の人たちには
まず聞き取りに必要な基礎力を、ナチュラルな英語を扱う環境で身につけていってもらいたいです。
発音も学習の中で習得できます。
ちなみに、長く早くなると聞き取れない、という人は「処理スピード」を伸ばす必要があります。
簡単な内容でも長い文章で話されると処理が追いつかなくなってしまう、
分からない単語に容易に気がとられてしまい、その間に会話が流れてしまった
という経験がある人はこちらに当てはまります。
また、リスニングスキルの中には「推測」というカテゴリがあります。
実は、日本語の会話でも皆さんは無意識にされています。
例えば、政治の話をしていれば、政治に関する質問が当然くるだろうと思うものです。
「Kishidaさんの前のPrime Ministerは誰でしたっけ?」と聞かれれば
Prime Ministerの意味を知らなくても質問の意味を推測することができます。
ベートーベンは聴力を失ったという前知識を持っている人とそうでない人とでは
トピックを通して自分が拾える情報から推測できる範囲の広さは異なるでしょう。
リスニングを伸ばすときには一定量の語学力のほかに、社会知識、
そしてヒントから解を関連づけられるコミュニケーション能力も伸ばさなくてはなりません。
他にも、婉曲的な言い回しや、幅を持たせたコミュニケーションが
そもそも本人にとって理解しがたいものである場合、英語においても同様で
英語は聞きとれたがコミュニケーションの意図を導き出せないということも起こります。
このように、みなさんは普段、複雑な能力を組み合わせてリスニングをされています。
リスニング力を伸ばすためには
意図的な学習が必要であることをお分かりいただけるとうれしいです。
B2になれば普段のリスニング に困ることは少ないです。
地道に力を伸ばすことがいちばんの近道と言えるのかもしれませんね☆
なお、幼稚園くらいの子どもたちに歌はプラスに働く面が多くありますよ。
それではまた次回(^▽^)/
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